湘南の原風景は大磯から始まった

昨年NHKのTV番組「ブラタモリ」で湘南をテーマにした放送を観て、知ったのですが、「湘南」発祥の地は「大磯」とのこと。以下は大磯町役場ホームページ(http://www.town.oiso.kanagawa.jp/isotabi/miryoku/hassyou/syounan.html)を引用させていただきますが、大磯町の鴫立沢(しぎたつさわ)にある鴫立庵という敷地に写真のような標石が建ているようです。(※現在建っている標石は複製品で、本物は大磯町が管理しているとのこと)

 

この標石は「江戸時代初期の 1664 年。中国から日本に移住した中国人の子孫、小田原の祟雪(そうせつ)が、西行法師の詠んだ歌《心なき身にもあはれは知られけり鴫立沢の秋の夕暮≫ に因み、昔の沢らしい面影を残す現在の鴫立庵(しぎたつあん)の地を選んでこの地を「鴫立沢」と名づけ、標石を建てました。標石の裏に「著盡湘南清絶地」と刻んだとか。祟雪にとって、大磯の「鴫立沢」付近のこの景色は、中国 湘江の南方 一帯の ” 湘南 ” の美しい景色に似て、なんとも美しい場所であったことからと言われています。」

祟雪が見ていた「湘南」の風景とは松の木々の合間から見える海岸(中国では大河の岸)だったのでしょう。だいぶ現在の湘南のイメージとは異なるようです。

下の地図は中国湘南の地

 

 

2019年2月20日