ミニ同好会「静岡県薩埵(サッタ)峠ハイキング」散策を実施しました

第二弾ハイキングミニ同好会「静岡県薩埵(サッタ)峠ハイキング」散策と明治維新歴史探訪を実施しました。

実施日:2019年3月27日

参加者:8名

今回の目的地は静岡県の薩埵峠  その西の登り口があるJR興津駅まで行き、薩埵峠を東へハイキングしJR由比駅まで歩くコースです。季節は桜が咲きだした春。行き帰りのJRには『青春18きっぷ』と『ジパング倶楽部』を利用して行くことにしました。

各駅で参加メンバーと合流しながら、平塚駅で全員集合。(青春18きっぷ利用では、5名まで1枚の切符で乗車可能ですが、一人合流するたびに改札口を通過し駅員に印を押してもらいします。日常とは違う旅行方法が、ちょっと新鮮)

※画像をクリックすると拡大・順送りしてご覧いただけます。

全員揃ったところで、途中熱海で静岡行に乗り換えながら普通電車で約2時間、静岡県興津駅を目指します。のんびりと車窓の景色を眺めての旅かと想像していましたが、車内はキャリーバッグを持った本当の青春を楽しむ若者や海外旅行客等で混雑。私達青春18きっぷを利用するメンバーですが、本番のハイキングへのエネルギーの蓄えが心配なシニア達でした。

春の光がまぶしい青空が広がる興津駅に11時前に到着。重要なトイレを済ませ薩埵峠・由比を目指し、いざ出発!

旅人や、時には朝鮮通信使の一行が通りすぎたであろう東海道を小一時間程歩き、薩埵峠の入り口まで来たところで昼食休憩

昼食休憩で充電後は、いよいよ峠の山道に入ります。登り口には「ご自由に!」とスキーのストックを利用した登山杖が置いてありました。気を引き締めて、まっすぐ上に伸びる山道を進みます。しかし登り始めて15分で空が開け展望台に到着。遠くには富士と伊豆半島が霞んで見え、駿河湾の青い海が気持ちよい景色が飛び込んできました。また足元には国道一号線と東海道線が伸びており『だれでもが見たことがある景色』の本物を見ることができる場所に到着しました。

この展望台からは、比較的UP/DOWNがない気持ちよい峠道が続きます。道の両側は切り立つ崖で「ポンカンの橙色とビワの青い実」が付く木々の間を進ます。また足元には春の花がきれいに咲き、歩くことでリフレッシュできる素晴らしい峠道でした。

やがて山の神展望台に到着。眼下の東名高速道路が見渡せる展望台です。写真を見てください、よくTV等で見る景色ですよね。実は山の神展望台の頭上にはカメラが設置されており、インターネットで公開されています。【公開ライブカメラ画像はこちら】集合写真は、そのライブカメラ目線で撮影した画像です。しかし広重も見た景色と同一であることもお忘れなく。

薩埵峠の周辺地形は海から大変急峻な崖が切り立っており、地すべりの恐れがある一帯です。その対策として山の斜面に、深い所にある地下水を排除する直径3.5m 深さ17~61mの集水井という大きな穴23基の建築・整備がもう20年の間進められているとのこと

さて、峠道を過ぎると山の斜面に作られた農道が緩やかに由比宿まで続いています。由比宿の入り口には江戸から数えて40番目の一里塚があります。そして道をはさんだ反対側には「望嶽亭藤屋(ぼうがくていふじや)」があります。ここは明治元年官軍に追われた山岡鉄舟を望嶽亭の主人が蔵屋敷で漁師に変装させ、隠し階段から海へ逃した、という話があるところとか、と言うのも望嶽亭は閉まっており見学できず、後付けの知識です。

詳しく知りたい方はこちら⇒外部関係HP

昭和初期頃の面影が残る由比の宿場町を、ゆっくりとJR由比の駅まで歩を進めました。

由比駅14時過ぎの電車にのり、平塚16時前帰着 。その後居酒屋で反省会を実施し、まだ明るい内に、各自帰路につきました。

今回のハイキング歩行距離は約8km  (コース概要は下の画像をご覧ください)交通費約2,400円前後。

 

 

2019年3月27日