桜の花が満開の2022年4月6日、八王子郊外にある「片倉城址公園から小此木町畑道」を歩く歩こう会が開催されました。
今年の年明け「平塚七福神巡り」の歩こう会以降に新型コロナ・オミクロン株が急激に感染拡大、歩こう会はやむなく中止を続けていました。4月春本番を迎え新型コロナ感染も落ち着き、3か月ぶりの歩こう会開催となりました。
集合場所はJR横浜線の片倉駅で、あと一駅進むと終点の八王子駅となる場所です。駅前には10名の参加者が集合しました。岡村世話人より比留川幹事とともに実施した事前下見の情報をもとに本日のコース説明や、どこでアルコール補給が可能かなどの説明があり、さっそく駅前を出発。まずは本コース唯一のハードな登り坂、片倉城址公園の小山へと続く道へと進みました。
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竹林の中の坂道を登ると片倉城址の南側にある「住吉神社」に到着。一息ついた後、満開で大きな桜の木に囲まれた本丸の広場へ。
そして何度かセルフタイマーの空振りがありましたが、無事に全員素顔を出して集合写真をパチリ。(ミニ三脚使用で、メインは桜ではなく、緑が綺麗な芝生となりました。)
本丸から二の丸の間には空堀の役目を果たしていたと思われる大きな谷があり、谷の斜面には紫のカタクリの花、黄色い花のヤマブキソウや皮膚炎などを起こす毒性をもつヒメリュウキンカなどが群生していました。ここは可憐な花につられて手を出すことはせず、写真と心にその姿を映しとどめることに徹する人生経験を積み重ねた参加者たちでした。
片倉城址の北側は池やビオトープが点在し、複数のブロンズ彫刻、電動水車小屋ありと目を楽しませてくれました。もちろん花が咲き誇る多数の桜も見事でした。
片倉城址公園を後に、カワセミが見られるという湯殿川堤を遡り、昭和の里山の景色が残る小比企町の細道に入ります。湯殿川堤からも小比企町の細道からも歩く前方には春霞で淡い富士の峰と、雪が残る奥多摩の峰々が見える、なぜか写真がない!ですが、本日のベストコースを楽しみました。
本日の歩こう会コース半分を過ぎたところにある栃谷戸公園でお弁当タイム。各自思い思いに木陰で腰掛けて昼食となりました。
さてあっけなく昼食タイムが終了。後半の歩こう会コースへと進みます。この辺りは昭和の終わりまでは里山が広がる場所でしたが、現在ではちょっと広めの区画で洒落た家が立ち並ぶ新興住宅地・東京のベットタウンに変貌し、街角や公園には若い奥様と幼稚園児が集う景色が多く見かけます。筆者が現在住むところもかっての新興住宅街、30年前にはきっとこんな景色が見られたのでしょう。現在は昼下がりに町で見かけるのは年寄りばかりとなっています。脱線しました、そうこうするうちに里山の時代から残っていた、現在は町中の宇津貫熊野神社に到着。この神社はちょっと変わった狛犬「のりまき狛犬」と葉っぱがラッパの朝顔のように丸まっているラッパイチョウがポイントのようですが、我々はもっぱら休息と「競馬必勝祈願」で時間をつぶし、ここでも写真はありません。
さて本日の歩こう会のコースも桜並木600mを残すのみ。各自思い思いに桜の下をゴールの八王子みなみ野駅を目指しました。
うららかな春の空気と、桜の景色に包まれた歩こう会を堪能した一日となりました。解散後、各自家路ないし反省会&ミニ懇親会へと向かいました。
※以下は本日のコースマップと昭和58年と現在の衛星写真対比です。かっての里山風景をイメージしバーチャル里山歩こう会もお楽しみください。画像をクリックすると拡大、順送りしてご覧いただけます。